種レビュー番外編
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各地で賛否両論を巻き起こしている小山卓治のニューアルバム「種」ですが、
今日は、レコード屋として客観的な目でこの「種」を評価してみたいと思います。

まず、この「種」はまともなプロモーションがなされていたなら、必ず売れると思います。
マニアックな卓治ファンの中では、あまり評判がよろしくしくないこの「種」は、
しかしながら、数少ない女性ファンの間では非常に評価が高いと言うこと。
これは、卓治ファン以外にも受けるアルバムだと言う事を証明していると思います。

僕が一番恐れていたのは、このアルバムが非常にマニアックなアルバムになってしまうことでした。
例えば卓治ファン以外は、知らないと思いますが、小山卓治と言う人は、過去に某ソニーと言う
大手のレコード会社から、ライブアルバムも含めて、七枚のアルバムを出していました。
卓治ファンとしての僕は、もちろんどのアルバムも大好きで、
いまでは、どれも大切なレコードになっていることは、言うまでもありません。
しかし、客観的に見ると、やはり「これは売れないな」って言うアルバムが、二枚あって、
それが「夢の島」と「ROCKS」というアルバムなんです。
この二作は、マニアックな卓治ファンに非常に人気が高い。
僕自身ももちろんマニアックな卓治ファンでありますので、
この二作は、とても好きなアルバムなのですが、お世辞にも「ポップなアルバム」だとは言い難い。
事実、このアルバムのあと、二度も、卓治は、
某ソニーというレコード会社から契約を切られてしまうわけなのですが…

という過去を持つ小山卓治の事なので、ここに来て、
またもや「夢の島」と「ROCKS」のようなアルバムを出してしまうと、
本当に終わってしまうんぢゃないかという心配があったのでした。
しかも「オペラッタオブゴースト」なる良く言えば、アーティスティックな、
悪く言えば、非常にマニアックな、三部作を出した後だったので、
(小山卓治本人は、ホップステップジャンプなどと宣っておられますが…)
ここでコケたら後がないって言う状態であったのは確かですわ。
まあ逆の意味でホップステップジャンプになって、僕は、ホントに良かったと、ホッとしておりますが。
卓治自身は、「ただの過渡期だ」などとクールに宣っておられます。

てなわけで、この小山卓治のニューアルバム、卓治ファン以外にも、
絶対楽しめる非常にホップなアルバムとなっておりますこの「種」は、
卓治の歴史上でもかなり重要で、転換期と言ってもいい、かなりの傑作になると思います。

とにかく、これを読んでいるアナタ、アナタのことです!
ぜひとも、買って聞いてみてください!じぇーたい、損はさせません!

2003年7月6日
Photo by
Kokoro Moriguchi
(c)1995 Ribbon.Co.Ltd.,
(R-M9502)
Photo by
Kokoro Moriguchi
(c)1998 Ribbon.Co.Ltd.,
(R-M9802)
Photo by
Kokoro Moriguchi
(c)1995 Ribbon.Co.Ltd.,
(R-M9501)

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